10月18日:<輪島市町野町にて>
能登半島の更に東側にある「町野」と言う場所までダンプ・重機を移動し、そちらで作業させて頂く事にしました。
通行止めがあるため、結構な距離になります。90分以上の移動になりました。相変わらずダンプ車中泊ですし、輪島市内と違って色々が更に悪い状況です。日報ももしかしたらもう書けないかも知れません。
場所的にはココになります!グーグルマップのリンク。
私の前を路肩ギリギリの車幅でユサユサと走っていた大型バス…いわゆる金沢から走って来た県のボランティアバス。その運転手さんと現地でお話しすることができました。この運転手さん、何とこの「町野」が実家なのだそうです…。最後に「町野を助けてください!お願いします!」って頭をさげて行かれました…。私が出来る事なんて本当に知れていますが、このような方たちのふるさとを本当に何とかしないとダメです。ダメって言うのは、日本にとってダメ!と言う意味です。
本日の現場…選挙活動の音がやかましかった。町野は半分の家が地震で崩壊していて、追い打ちをかけての洪水ですから、道路も何もかもガタガタです。そんな中、選挙カーが大音量で絵爆走します。不思議な光景です。


まちなじボランティアセンターは、行政が作ったセンターではありません。この町を何とかしたい!と町内在住のご夫婦が立ち上げたそうです。非常にお若い素敵なご夫婦です。自分たちも被災者だと思いますが、コミュニティーの復旧・復興の為に尽力されるお姿に頭が下がります。
と言う訳で、私に課せられた使命はといいますと…この中学校のグラウンドの汚泥排除です…。ひ…広い。

このグラウンドは自衛隊や消防救急などのヘリポートとしても使わなければなりませんし、現在はグラウンドに車が入れない状態なので路上駐車しか手立てがなく、ボラセンのある中心街はカオスと化しているのです。この泥を排除して(或いは端に寄せて)車両が入れるようになったら、公費解体やボランティアバスや、皆様の復興に大きく役立つとの事。終わる気がしないけど、やる事にしました。本当はバックホーよりホイルローダーの作業の方が10倍以上速いんですが、ありません…。バックホーで頑張ります。
試しにダンプを入れたらココでスタックしました。大きな車輪のダンプでもNGなので乗用車はまず走れません。



ダンプ宿泊…どうしても夜明けとともに目が覚めてしまうので、7時半に現場に行って作業していました。普通だったらこんな早くから重機を動かしてたらクレーム物なんですけどね…でもご近所皆さんがたくさんお話をしてくれました。



10月19-20日:<広大なグラウンド泥掃き!新展開(好転)!>
今日も昨日の続き…朝から気合を入れて現地に向かいます。今日は山田先生(氷見社協職員)が氷見市からダンプを持ってココ「町野」まで応援に駆け付けて下さいました!!決して近くはない距離…それに道路事情も最悪なのですが、今日明日と1泊2日でのご支援です!!しかも…今夜はダンプで寝る予定(笑)。何でしょう…この情熱。協働精神。本当に感謝です。



道路や歩道に流れ出た泥をまとめてダンプで搬出します。それと昨日山にした部分のグラウンド内の泥も搬出。どれくらいあったかな?ダンプ8回位行って頂きましたかね?
物凄い雨の中での作業…。風も強くドロドロなのですが山田先生の笑顔にはいつも元気付けられる!。氷見市社協の職員さんをまとめて行かれる管理職のお立場なのですが、ご自身の休日を略すべて能登復興に注がれています。骨の髄まで「社会とは何たるか?助け合いとは?共生とは?福祉とは??」と言った利他の精神で御活動される姿にいつも感銘を受けております。
さて!この現場(グラウンド)ですが、話が良い方に転がったのです!!
昨日、私が着手した事を知り、輪島市の教育長が「個人の方々の為のボランティアさんなのに、公共施設(学校)の整備をさせていてはいけない…昨日泥を取って頂いた部分に作業重機や車両が入れるはずだから、あとは業者を早急に入れます」との事!。
まぁ良く捉えれば、こんなミニショベルで頑張ってる姿を知って何か心に届いたのかな?と言う捉え方もありますが、このまま私に任せたらグラウンドを壊されるって思って焦ったのかも知れません(笑)。それはどっちでもOK!肝心なのは、この広いグラウンドが駐車場やヘリポートとして運用できれば、絶対に復旧復興の速度は増すのは確実です!教育長がしっかりと腰を上げてくれて本当に良かった!
10月21日:<輪島市町野町3日目→輪島市内に戻る>
町野町に大洪水被害を齎した「鈴谷川」。この町には「町野川と鈴谷川」に挟まれた地域があり、その部分は特に壊滅的な被害が出ています。私は被災地写真を撮影するのが辛いのですが、北陸以外では既に報道が風化しているのも事実…結局メディアなんてものは無責任です。報道ですら数字稼ぎの世界なんですよね…。なので「町野町の中心街がこのような状態です」と言う意味で掲載させて頂きます。




10月22日:<輪島市「のと復耕ラボ様の重機オペレーターとして活動開始!」>
作業自体よりも「効率的に資機材を運用するむずかしさ」を感じていました。つまり、ボランティアセンター側も「何が必要で、何をどうすれば効率的なのか?」が見えていない状態です。まして重機案件ともなれば、専門性も必要になりますので更に〝支援を必要としている方と、資機材・技術を持ったボランティア〟を繫げることが難しくなります。その部分に非常にジレンマを感じる輪島市内12日目。活動拠点を輪島市内の三井(みい)に移しました。
山が崩れて自宅側に川の流れが向いてしまったお宅。この土砂撤去も行います。


まず今日からは別のお宅の泥搬出撤去の準備です。



撤去して運ぶ場所が遠い…。往復で60分は掛かります。なのでダンプ台数・運転手を急募!明日は当団体能登後方支援団の上野さんが駆け付けて下さいます。とにかく安全と効率が勝負です(効率が良い時は事故が起こらないんですよね…効率って大切だと私は思います!※効率と速度は別物です)。
10月22日:<「友有り、遠方より来たる」>
今日は富山県氷見市久目地区の地区社協会長・そしてカフェ風楽里オーナー・ブルーベリー生産農業経営者・他にもたくさんの事をされている上に!当団体の能登半島災害参謀本部長の上野さんが片道2時間かけてAM7時に輪島まで来て下さいました。
同じ能登半島とは言っても、地震でガタガタになった道路…水害で不通になったルートを走って来るには、今までとは全く違う時間感覚・距離感覚になります。片道二時間…往復で4時間です…。この距離を走って頂きつつ、更に本気モードでの8時間労働です。上野さんはじめ富山県氷見市も地震で大変な被害を受け、今でも復興の為に支援活動が続いています。そんな中「輪島の洪水被害の為に」と、自分の時間を削って活動されるお姿には、ただただ頭の下がる思いなのです。







昭和のブラック企業社員バリにコキ使い、午後5時半に作業終了…。上野さんはここからまた2時間以上かけて富山県に帰られます…。本当にありがとう…そんな言葉じゃ足りませんが。
10月23-24日:<本日も!当団体〝パワー団員〟登場!>
今日は天気が良くなかったのですが、当団体〝パワー団員〟の武田さんが応援に駆けつけてくれました。
武田さんは医療系国家資格である「柔道整復師」の先生です。これまでに数々の災害ボランティア活動に積極的に参加され、2019年の長野豪雨災害でも尽力いただいた凄いボランティア活動者さんです。当団体の趣旨にご賛同いただき、1月~2月末までの氷見市灯篭撤去や4月~6月末までの志賀町重量物搬出では、当活動に無くてはならない活動構成員となって頂いております。


ダンプ二台分を積み終えた頃、豪雨が来ましたのですぐに重機活動を中止。ダンプで里を下り輪島市内の土砂捨て場へと走りました。
ぬかるんだ地面上の泥撤去!応援隊とダンプ5杯分搬出!完了
昨日の午後からの大雨で、すっかり泥が重くなり地面もグダグダになってしまっています…。今日は雨が降りませんが、ドロドロになった搬出路と現場から泥を取り出して整地するのは至難の業です。ダンプも重機も走行すればどんどん表層が緩みますから、ちょっと左官屋さんのコンクリート打ちのイメージに似ています。以前も長野県で似たようなドロドロの地面の整地をしたことがありますが、本当に時間がかかる作業でした。
とにかく今日中に残土を全て運び終えたい…そして整地まで行いたい!。
という事で、当団体への応援者さんが富山県から駆け付けてくれました!!。
下の写真左が「魚谷さん」右が「中坪さん」です。お二人ともこれまで何日もボランティア活動を続けられ、能登半島復旧復興に向けてご尽力されています。

魚谷さんは私と同学年!!本当に誠実に着実に継続的にの三拍子で能登半島の災害支援に尽力され、その事が新聞記事になりました!是非読んで下さい。魚谷さんは寡黙な方なのですが、底知れぬやさしさと情熱の人です!

案の定…昨日の大雨でドロドロになっている現場。巨石が数十個置いてある部分があるのですが、その隙間からヘドロを取り除いて頂きました。これは本当に骨の折れる作業です!でも丁寧に確実に除去下さいました。


今日は夕方4時までにダンプ5杯分を搬出し運搬は完了!(廃土場所まで往復1時間…遠いのが本当に非効率なのです)。この後は重機オペ泣かせの緩い地面の整地…。バケットで粗く均した後、ツカミで角材を持ってトンボのように慣らして仕上げて行きます。




積極的に能登半島災害被災地に向けて活動されている中坪さん・魚谷さん。中坪さんは「災害ボラには軽トラがあったら便利だ~!」と購入されました!。私の乗っているダンプや重機にたくさん貼ってある「災害支援マグネットステッカー」を一枚プレゼント。片道2時間…往復4時間。それでも動かないと終わりません。動き続けられているボランティア皆様のスピリットに敬礼です。今日は本当にありがとうございました!!

当団体は「赤い羽根共同募金会」様のボラサポ助成を受け、多くの皆様のご支援・ご協力によりまして活動を進めさせて頂いております。常に皆様からの貴重なご寄付により活動をさせて頂いていると言う意識をもって、ひとつひとつ丁寧に案件完了に向けて活動いたしております。ご寄付くださった皆様、本当にありがとうございます。

