令和6年能登半島地震<第二次活動ログ12「最終章ラストスパート」>6月17日~21日

6月17日:<富山県氷見市>崩れ落ちそうな危険な軒を撤去!

氷見市内にもまだまだ案件が出て来ます…。やはり通常生活が行われる中で、発災当初は感じなかった(それよりも重大な事に気が向くので)事柄にも気が届くようになってきた結果かと思います。ある意味で、前進している証であると感じます!。今日は、地震によって崩れかけている玄関の屋根(軒)撤去の案件に取り組みます。

実際に住まれているお宅ですので「玄関を通るたびに上を見上げて注意を払いながら歩いている」との事…。大変な不安、そしてご不自由をお掛けしていました…。「もっと早く来れなくてすみませんでした…」そんな気持ちで現地へ向かいました。

現地を拝見し、本当に今にも崩れて落ちて来そうなモルタルを見て、どんなにか不安だっただろう…と切なく感じました。母屋に接合されている軒なので、撤去すると接合部分に隙間が生じてしまいます。その隙間も板材等を駆使して補修しました。これから梅雨入り…雨漏りにも慎重に対応いたしております。

6月18日:<富山県氷見市>再び氷見市社協様案件「極狭隣接地に倒れた塀の撤去」

富山県氷見市でかなり被害の大きかった「北大町」は、いわゆる〝長屋〟のような作りの商店街です。昔の建蔽率基準で建てられた建物ですので、隣との隙間が10cmもありません!。その境界を仕切っていたブロック塀が地盤沈下によって隣の家に接触してしまっています。現場を見た所、斜めに傾いた為に塀のブロック上部がお隣の壁に接触していると言う事が解りました。そこで氷見市社協の山田先生・澤田先生と共に協議した結果、「上部2段を取り外してクリアランスを保とう!」と言う事といたしました。

二段解体までしか写真がありませんが、撤去したブロック塀は部屋の中を通らないと表に出せない環境です。室内に十分な養生を施してから、全員でリレーして搬出!当団体としては解体まででしたが、この翌日には氷見市社協の澤田先生が再度訪れてブロック最上部の傘部分をドライセメントで接着。綺麗に完了となりました。

6月19日:<富山県氷見市久目地区>休息日を利用してペイフォワード作戦

明日は石川県志賀町で、大型案件を一挙3案件クリアさせます。ですので今日は休息日としていますが、完全に休んでしまうと体がなまってしまう?気もしましたので、当団体泊地としてお世話になっている氷見市久目地区交流館の資源回収・段ボール搬出を当団体「ペイフォワード作戦」に基づいて行わせて頂きました。

ペイフォアード作戦に関しましては、リンク先ページにまとめてありますのでこちらのページに写真はありません。行った事としては次の通りです。

  1. 久目地区の住民様から集められた段ボール資源ごみが、久目地区交流館の倉庫に満載状態に収められています。災害により搬出が滞ってしまったため、既に入りきらない状態となってしまいお困りの様子。それを全て引き出してダンプに載せます。
  2. 約30分先にあるリサイクルプラント「中西商店」に持って行き、計量の上処分。※資源ごみですので買取金額が発生します!これは久目地区の財源として後程お振込みされるとの事です。大切な事ですね!。

高齢者様世帯が多い地域ですので、平時からもこのような地域での助け合いがより必要とされます。
本来は「恩送り」としてのペーフォワード作戦でしたが、久目地区交流館に長らく滞在をさせて頂いた当団体としましては、僅かばかりのご恩返し活動です。

6月20日:<石川県志賀町>倒壊ブロック塀撤去・倒壊灯篭撤去・延べ3案件完了

羽咋郡志賀町荒屋の倒壊ブロック塀を撤去(志賀町社協案件)します。今日は当団体と協力関係を築かせて頂いている氷見市の「阿部んジャーズ様」のメンバー2名を含め、合計4名で活動させて頂きます。

被災したブロック塀と言うのは本当に困ったもので、傾いてグラグラしているのに壊そうとするとセメントで強固に接着されている部分もあり、重機だけではうまく壊しきれません。ハンマードリルやディスクサンダーを駆使しながら取り除いて行きます。

続いて「羽咋郡志賀町中浜ル」と「志賀町里本江」の倒壊灯篭撤去案件2件に取り掛かります。しかしブロック塀案件で既に2台のダンプが満載となってしまった為、午後1時に処分場へ運び空荷にしてから向かいます。

完全完了後、志賀町社会福祉協議会ボランティアセンターに最後のご挨拶に向かいました。当団体の活動担当を行って下さっていた志賀町社協の山﨑美里先生と握手。労いのお言葉に感無量でした。

6月21日:<長野拠点へ帰還>

活動や滞在に必要な資材を運搬頂きました当団体の新田さん。ご本人は「ジイジが現場に出ては足手まといになるでしょう」等とご謙遜されますが、現場が円滑に動けるように素晴らしいサポートを頂いておりました。被災地現場に活動者を送りだすには、このようなサポートが不可欠です。長期間にわたり本当にありがとうございました。

第一次災害支援活動は2024年1月10日~2月28日期間内の38日間でした。今回の第二次災害支援活動は2024年4月15日~6月21日期間内の46日間(※いずれも途中の補給・体制再構築期間は活動日に数えません)。
合計すると述べ84日間の活動でした。ですが、被災地の状況から見ますと「まだまだ序盤に過ぎない」と言った様子に感じられます。それだけ広域に甚大な被害をもたらした震災です。
時間の経過とともに、マスメディアでの報道も減り、風化されて行く予兆を既に感じております。その事は本当に悲しみとしか言いようがありません。まだまだ復旧活動が始まった段階で、復興には程遠い時期だと思います。「息の長いご支援を!」と願うばかりです。
当団体といたしましても、氷見市社協様・志賀町社協様との強い信頼関係!絆を築く事が出来ましたので、引き続き更に技術案件を必要とされている別の地域へと、共に進んで参りたいと考えております。

当団体は「赤い羽根共同募金会」様のボラサポ助成を受け、多くの皆様のご支援・ご協力によりまして活動を進めさせて頂いております。常に皆様からの貴重なご寄付により活動をさせて頂いていると言う意識をもって、ひとつひとつ丁寧に案件完了に向けて活動いたしております。ご寄付くださった皆様、本当にありがとうございます。