令和6年能登半島地震<第二次活動ログ8(志賀町・氷見市)>6月4日~7日

6月4日・5日:「ダンプ2台と重機、そして3名体制で回収」<志賀町>

1週間ほど搬出の準備(石割)ばかりをしていましたが、今日明日で一気に搬出を行います。メンバー合流の上、二台目のダンプも駆使して安全第一で約3t分の石材・倒壊灯篭を積み込み片道50分程度の場所にある「旧志賀中グランド」の災害ゴミ仮置き場へ捨てに行きます。

やはりダンプ(運転手付き)が2台あると作業効率が倍以上になります。下の写真は先日1/3に割って置いた巨石です。非常に狭い路地を通るので、ダンプは横付けできません。重機で重量物を安全に搬出するためには、少しでも軽量化するという事が大切ですね。まずは無事に搬出・積載及び地均しを完了。

▼ こちらは垣根を超えての搬出です。重機オペレーターからは、ツカム灯篭が見えませんので、誘導担当の合図に従って操作し、安全のためスリングベルトを掛けて掴み上げます。

▼ こちらは依頼者様の許可の下、庭の中まで重機とダンプを入れさせて頂き、5基の灯篭を搬出。(ダンプに積載できる重量は3tですが、大きな灯篭は非常に重量がありますし1軒に5基もある場合は、すぐに満載になってしまいます。なので被災ゴミ仮置き場まで何往復もする必要があります)

6月6日:「富山県氷見市内の灯篭撤去にも対応」<氷見市>

富山県氷見市と石川県羽咋郡志賀町は決して近所と言う訳ではありませんが、隣接県ですので県をまたいで活動しています。本日は氷見市社会福祉協議会様からの要請で氷見市内の倒壊灯篭を搬出積み込みします。

重機が届く場所にある物は掴み上げる事が出来ますが、奥まっている場所に倒れている物は、割らないと搬出できません。石屋さんが設置する時は、非常に小さな不整地運搬車と言う手押し車にエンジンとキャタピラが付いている物や、カニクレーンと言う機材を使用するのですが、それらの機材はレンタル台数も限られていますし用途が専門的すぎるため、災害支援活動で用意する事は難しい機材かと思います。当団体ではバックホー(ショベルカー)に、ツカミアタッチメントを装備する事で、重量物の掴み上げ・吊り上げ・移動のメリットを採用しています。

6月7日:「富山県氷見市内、保護猫活動団体の新シェルター前整地」<氷見市>

氷見市で保護猫活動をされている「ねこみみの会」様からの要請にお応えずべく「余川」と言う場所へ向かいます。

地震で建物が壊れたりして人が居なくなってしまうと、猫は生きて行けません。実は「家猫に野生は存在しません(日本での現存野生は西表島山猫のみだったはず)」。なので被災地では猫も困っています。更に出産時期も重なり「ねこみみの会」では猫を保護するシェルターが足りず、新たな場所を借りたそうです。しかしその建物前にある花壇?と言うのか?岩で囲んである部分に、保護猫譲渡会で訪れる方や、普段猫をお世話するスタッフの皆様が車をぶつけてしまったり、安全に停める事が出来ずお困りのようでした。当団体に「この石や木、そして花壇自体を撤去して安全な駐車スペースにして欲しい」とご依頼いただきました。

理屈から言いますと、【災害ボランティアではない】と判断されるかもしれません。ですが、能登半島では地震により人が避難所に移ってしまった事で、広い範囲で猫が行き場を失い、急激に保護件数が増えているそうです。それにより手狭になってしまったため、急遽格安物件を借りてシェルターにしている状況との事ですので、当団体としては災害支援活動の一環と捉えて活動させて頂きました。

▼ 無事花壇を撤去し、石材も敷地脇の安全な場所に移動。かなり広い駐車スペースが確保できたとお喜びいただきました。その後、この建物(保護猫シェルター)内にいる猫さんたちを見せて頂きました(笑)。重機で作業したので大きな音が怖かっただろうなぁ…と思いますが、みんなとても可愛かったです。また、「ねこみみの会」さんのお世話が非常に行き届いていて、匂いもありませんしみんな快適そうに見えました。

当団体は「赤い羽根共同募金会」様のボラサポ助成を受け、多くの皆様のご支援・ご協力によりまして活動を進めさせて頂いております。常に皆様からの貴重なご寄付により活動をさせて頂いていると言う意識をもって、ひとつひとつ丁寧に案件完了に向けて活動いたしております。ご寄付くださった皆様、本当にありがとうございます。