令和6年能登半島地震<活動ログ1>1月10日~20日

令和6年能登半島地震<活動ログ1>1月10日~20日

1月10日夕方に重機を積載したダンプで長野県上田市を出発。5時間かけて無事に富山入りしました。明日朝5時からこのダンプに富山県在住の当団体会員二名を乗せて氷見に入ります。

1月11日「氷見市社会福祉協議会にて活動」

〝80代のご高齢の方々が被災ゴミを仮置き場まで軽トラで何往復もして運ばれているような状況〟しかも仮置き場の待ち時間が2~3時間!?。それをどうにかできないものか?お役に立つ為にはどうしたら良いか?と考えたのが当計画でした。ですので当団体持ち込みの3tダンプも連日フル稼働させるつもりです。

▲ 氷見社協で休憩中の写真。

▼ チーム全員頑張っています。

本日、通常の活動後、氷見市社協さんのニーズ対応のお手伝い(活動前のリサーチ・打ち合わせ)をしてきました。
延べ10t位いの重さの敷地擁壁(御影石)が倒壊したお家にお住いの一人暮らしのお母さんなんですが、これは社協さんのボランティアでは到底動かせない状況です(2tユンボでも割ったりしない限り無理だと思いました。)※厚250×幅1.000×長3.000位の御影石擁壁が一番大きくて、用水路を跨いでつり上げるしかない状況です(8tクラスのユンボなら届くかな?って感じです)。

おかあさんは「業者に頼むと業者が捨てる際に産廃ゴミになるため高額」との事。でもこれって完璧に被災ゴミですよね。地震で壊れてしまったのですから…。なのに業者に頼んだら処分費が請求されるんです!おかあさんは困り果てておられました。

そこで「例えばだけど、業者さんが吊り上げて、それを私が社協ボランティアとして運べば被災ゴミなので無料ですよね!?」とアイディアをお伝えしました所、少しずつでしたが笑顔が見え始めました!。きっと普段はこんな優しいお顔で朗らかな暮らしを送っていらっしゃるんだろうな~。

1月12日。七尾市へ

今日は七尾に行きます!

朝、七尾に向かう準備をしていたのですが「何が必要か?」をリサーチしていました所「生活用水」と言うリクエストを頂く事が出来ました!。飲料水はペットボトルでいっぱいあるんです。でもトイレ排水が出来ない訳ですよ(お風呂も湯沸かし方式以外では入れません)。トイレのたびに水が必要になりますよね?つまり飲み水よりも生活用水の方が沢山必要なのです。

そこでアイディアを練ります…「ダンプに農業用ローリータンクを積んで水を運べばいい!」と閃いたんです(たいした閃きじゃないけど)。カンパご支援費用投入で200Lのタンク1個・22リットルタンク10個購入!おおよそ500リットルの水を石川県七尾市にお届け出来ました。

▼この仕組み!

▼道路は亀裂だらけ…沈下や隆起が酷いです。でも七尾市社協がまだボランティアセンターを立ち上げていないので個人活動しかできない状況です。このような状況を少しでも綺麗にして僅かでも安心を感じて頂きたいです。明日、氷見社協の案件と並行して七尾市のこの倒壊ブロック塀を完全撤去します(約90mに渡り全て他人様の敷地に倒れてしまっており、その事を非常に心の重荷になってしまわれています)。

1月13日~17日「七尾市の倒壊ブロック撤去活動」<前半>

私の知っている「ブロック」とは違い、一つ一つがかなり重たい!恐らく灯篭など石積文化のある北陸ならではの高級なタイプ?のブロックなのかもしれません。しかも!これを捨てに行けるのは1日おきです(七尾市は地域で偶数日・奇数日に分けて受入)。しかも!ダンプ禁止??手で降ろします。ハッキリ言って変です…。私は1日に7t手降ろしさせられ疲弊。何か間違っている気がします。

私が必死になってダンプから手降ろししておりましたら、隣側でお爺さんが軽トラ荷台からブロックを必死に持ち上げていました…到底無理です!よろめき危険でしたので見かねてお手伝いさせて頂きました。そうしたらこのお爺さん…「お宅のを手伝います」と言うんです…さすがにそれはお願いできませんので丁重にお断りいたしましたが、助手席から缶コーヒーを持ってきて「家内が飲んで休憩しながらって渡されたんやけど、あんたぁ~飲んで!」と私に手渡ししてくれました。なんか嬉しいのと切ないのとゴッチャになってしまいましたが、人って困難な時にほど通じ合う部分があるのかも知れません。
▼ 頂いた缶コーヒー…暖かかった。

家の外周…延べ90m分の倒壊ブロック全てを分解する事は出来ましたが、これを被災ゴミ仮置き場に搬出するのは時間的にも労力的にも無理だと判断。一度体制を整えて出直します!アイディアとしては、民間の処理施設に運び込んで有料で引き取ってもらおうと考えています。

1月18日「氷見市内の倒壊灯篭撤去技術班として活動連携」

灯篭は神社やお寺でしか見たことがなかったのですが、北陸の大きな家には敷地内に数基の巨大な灯篭があります。しかも超重量物です…最上部の傘だけでも700㎏以上あります。とにかく形状的にも持ちにくく非常に危険な作業です。今日は崩壊した灯篭(道路に落ちている物も)を三軒のお宅から搬出。氷見社協の「灯篭対策特別チーム?」として活動させて頂きます。

これね、「灯篭なんか庭に転がして置けば良いのでは?」と思うかもしれません。確かに人命救助・ライフライン確保は最優先です。でもそうではないんです。崩れた庭を見てモチベーションは下がります…市民一人ひとりがそんな気持ちで暮らしていたら、集団的なパワーは低下します。ほかの市や県への救済援助になど気が回りません。氷見市の皆様のモチベーション確保!気になっている案件をひとつひとつ片付けてゆく事…それがやがて復興の勢いへとつながると私は信じています。片付くとね!本当に良い顔をされるんです(^^!ホッとした~ありがとう~!ってね。辛くても少しずつでも、笑顔になる方を増やす事が復興の一歩なのかな?と感じました。

▼ 氷見市では災害ゴミ仮置き場でのダンプ荷下ろしがOKです(普通はそういう物です)ので、一日に何度も効率的に運搬出来ます。それでも待ち時間はまだまだ長い…。

実働、1月11日(10日は移動日)から1月20日迄の10日間が過ぎました。七尾市の倒壊ブロック塀90mをどのように搬出するか?など、一度体制を整え必要資材を調達するために長野へ!

当団体は「赤い羽根共同募金会」様のボラサポ助成を受け、多くの皆様のご支援・ご協力によりまして活動を進めさせて頂いております。常に皆様からの貴重なご寄付により活動をさせて頂いていると言う意識をもって、ひとつひとつ丁寧に案件完了に向けて活動いたしております。ご寄付くださった皆様、本当にありがとうございます。